初診(妊娠検査)はどんなことをするの?

2014.05.09

初診は月経予定日から1~2週間過ぎた頃に行くのがベストです。
まだ赤ちゃんの心拍数が確認できない時期なので、受診を先延ばしにしてしまう人もいますが、万が一、受精卵が子宮内膜以外に着床する異所性妊娠(子宮外妊娠)などの異常妊娠だった場合は診断が遅れる心配もあるので、遅くても月経予定日から1ヶ月後までには受診するようにしましょう。

初めての診察ではどんなことをするのか、何を聞かれるのかとドキドキしますが、緊張しすぎると血圧測定や内診のときにも影響する場合があるのでなるべくリラックスして受診してくださいね。

初診のおおよその流れ

①来院
まずは受付で「妊娠しているか確認したい」ことを伝えます。

②問診票の記入
産院によって内容は多少異なりますが、月経の周期や内容、そのときの体の様子、今までの妊娠のこと、家族の病歴などを聞かれることが多いようです。

<問診票の内容>
・今日来院した理由
「月経が止まった」「子どもができない」「月経が不順」などの選択肢を選びます・月経について
1.直近の月経はいつか(何日間続いたか)
2.基礎体温は測っているか
3.初めての月経が始まった年齢は?
4.普段の月経は順調か
5.月経は何日周期か
6.月経は何日間くらいあるか
7.月経の量は、普通か多いか少ないか
8.月経痛はあるか

・結婚、妊娠について
1.結婚しているか
2.今までに妊娠したことがあるか
3.妊娠歴のある人は、妊娠した年齢や妊娠経過などを記入

・今までにかかった病気や受けた手術について

・パパの年齢や職業、家族の病歴について


③採尿、血圧測定

採尿、血圧測定は初診で行われることの多い検査です。また、今後の妊婦健診でも毎回行われます。

<それぞれの検査からわかること>
・採尿
妊娠しているか
尿糖
尿タンパク・血圧測定
妊娠高血圧症候群


④問診

最初に記入した問診票をもとに、妊娠前の健康状態や生活習慣、持病、家族の既往歴などを確認します。
質問されたことは、今後の妊娠経過や出産の参考になるので、正確に答えましょう。

⑤内診・超音波検査
内診とは膣内や子宮内の状態を知るための検査です。超音波検査もこの時期は膣に器具を挿入して検査します。
初めての場合は緊張することがあるかもしれませんが、力を抜いてリラックスして受けるようにしましょう。

⑥診察
検査の結果や今後のことについて先生から説明があります。不安や心配なこと、知りたいことはその場で確認をしておきましょう。