赤ちゃんの免疫力はとても弱く、健康を守るためには、赤ちゃんの口の中に入るものは全て清潔さを保ち、衛生管理をしっかり行うことが大切です。
特に、母乳やミルクは栄養豊富でウイルスや細菌にとって絶好の住処となりやすいので、哺乳瓶の消毒には細心の注意を払っておく必要があります。
哺乳瓶の消毒方法は大きく分けて
・煮沸消毒
・電子レンジ消毒
・薬液消毒
の3種類ありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合ったものを選びましょう。
消毒方法 | 消毒の仕方 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
煮沸消毒 | 沸騰したお湯に哺乳瓶・乳首を入れて加熱します。加熱時間は乳首は約3分、哺乳瓶は約10分です。 | ・家にあるもので行えるので経済的 ・容器次第で一度にたくさん消毒できる |
・火を使うのでつきっきりになる ・ヤケドに注意が必要 ・お湯を沸かしたり粗熱を冷ます手間がかかる ・熱に弱い乳首が劣化しやすい ・プラスチックなど熱に弱い素材は消毒できない |
電子レンジ消毒 | 専用の容器に哺乳瓶と乳首を入れて電子レンジにかける。消毒するものにより時間は異なりますが、だいたい5分くらいです。 | ・電子レンジでチンするだけで簡単 ・消毒が終わってもそのまま保管できる ・火を使わないので目を離しても大丈夫 |
・ヤケドに注意が必要 ・専用の容器が必要 ・電子レンジで使えない素材のものはできない ・専用容器が電子レンジのサイズに合わない場合がある ・粗熱を冷ます手間がかかる |
薬液消毒 | 薬液に気泡が入らず全体がしっかり浸かるようにして1時間浸け置きます。 | ・薬液は1日1回作れば24時間使える ・浸け置くだけなので簡単 ・使う直前まで薬液に浸けたまま保管できる ・火を使わないので目を離してもOK ・熱に弱い素材にも使える ・乳首が傷みにくい |
・コストがかかる ・ステンレスや金属製品に使うと錆びる |
また、哺乳瓶以外にも赤ちゃんが口に入れてしまいそうなおもちゃやマグ、ガーゼなどもきちんと洗浄・消毒を心掛けましょう。
お母さんからもらった免疫力は生後半年ほどでなくなってしまいます。この頃には、自分で免疫物質を作れるようになっていますが、それでも大人に比べると約40%ぐらいしかないので、体力がつき、安定して免疫力が作れるようになる1歳くらいまでは消毒を続けてくださいね。